法人概要

日本は世界の中でも医療の充実している国として「長寿世界一」となっていますが、同時に少子化も進んだことにより、高齢社会の先進国ともなっています。

お年寄りが増えるということは、加齢により足腰の障害や、認知症といった何らかの病気を持つ方の割合が高くなるということ。 私は内科医として医院での診療だけでなく、寝たきりの高齢者の往診も行なってきましたが、身体に障害のあるお年寄りを抱える家族の負担の増大、高齢者が高齢者を支える“老老介護”という現実、あるいは一人暮らしで困難な生活をせざるを得ないなど高齢化に伴う厳しい現状を実感し、少しでも負担を減らす援助となるべく、平成5年に特別養護老人ホーム、 平成10年には介護老人保健施設『憩いの里』を開設しました。

その後、平成12年4月から介護保険がスタートし、お年寄りが抱える様々な問題を社会全体で支え合う仕組みが整備されたことによって、状況は一歩前進しました。

私たちもサービスの拡充に努めながら、いま必要とされるケア、サポートは何かを考え、お年寄りにやさしい社会の現実に向けて力を尽くしていく所存です。 今後ともみなさまのご支援をよろしくお願い申し上げます。